米メガサプライヤーのアプティブは2日、2023年第3・四半期(7~9月、Q3)業績を発表。売上高は前年同期比10.8%増の51億1400万ドル(7665億8860万円)と伸びた一方で、営業利益は同5.1%減の4億4600万ドル(668億5540万円)だった。次世代安全技術分野が売り上げを伸ばした半面、対中国・人民元の為替差損やUAWのストライキの影響を受けた格好だ。
最適化された次世代アーキテクチャ・ソリューションを成長ドライバーとし、総市場で堅調な成長をみせたという。なかでも、アクティブ・セーフティ分野で大きく売り上げを伸ばし、約13%の伸びをみせた。アクティブセーフティは12億ドル、ユーザーエクスペリエンス分野で7億ドルを売り上げた。一方、UAWによるストライキの影響を1億8千万ドル(270億)とした。
これにより、今年1~9月の売上高は同17.8%増の151億3200万ドル(2兆2682億円)となり、営業利益も同46.3%増の12億400万ドル(1804億円)となった。同社では今年通期の売上高は199億5千万ドル(2兆9905億円)から202億5千万ドル(3兆354億円)、営業利益は20億2700万ドル(3038億円)から21億7500万ドル(3260億円)と見込んでいる。