北米トヨタは14日、職場の多様性を調査する米Fair360(旧Diversity社)の「2024年トップ50企業」に選ばれた、と発表した。160社中4位となり、3年連続でトップ10入りを果たした唯一の自動車メーカーという。
3年連続でトップ10入り
Fair360 Top 50調査は、人材戦略や職場とサプライヤーの多様性の実践、慈善活動における公平性をテーマに、米国企業の検証ツールとして用いられている。そのランキングは、リーダーシップの説明責任のほか人的資本の多様性の指標、人材プログラム、労働力の実践、サプライヤーの多様性、慈善活動の6分野で、参加する企業が提出した資料をもとに決定している。
”LGBTQ社員の活躍”は2位
これによると、トヨタは「黒人経営者のためのトップカンパニー」(第2位)や「LGBTQ社員の活躍」がトップ2位になったほか、「 フィランソロピートップ企業」では3位に、「環境・社会・ガバナンス」では第4位にランクインした。
北米トヨタのチーフ・ダイバーシティ・オフィサー兼ソーシャル・イノベーション担当のテリス・ベセル副社長ははトヨタの全員が、社員が所属し、潜在能力を最大限に発揮できるインクルーシブな文化を創造する役割を果たしている。さまざまな文化的背景を持つ代表は、イノベーションを解き放ち、公平な未来への機会をもたらす」と述べた。(2024年5月14日)