ゼネラル・モーターズ(GM)は12日、電気自動車(EV)の高級SUV「2026年型キャデラックVISTIQ(ビスティック)」を発表した。来年初めにもテネシー州のスプリングヒル工場で生産し、販売する。価格は13万ドル(2,009万円)から。
800㎞超えの航続距離に
「ビスティック」はキャデラックのEVモデルで、3列シートの高級SUV。全長は5,222mm、全幅2,026mm、ホイールベースは3,094mm。458.6kWのデュアルモーターを搭載し、航続距離は500マイル(約805㎞)という。GMのハンズフリー運転支援技術「スーパー・クルーズ」を標準装備するほか、3年間のコネクテッドサービス「オン・スター」を備える。
価格は13万ドル(2,009万円)から
キャデラックEVらしいアイデンティティをふんだんに盛り込み、「エスカレードIQ」と同様に後ろに反り返ったフロントガラスとブラッククリスタルシールドグリルが装備されている。また、フロントとリアに縦型ランプを配し、光るピンストライプグリルを採用した。広々としたインテリアも特長とし、現代建築の輪郭や構造フレームワークから着想を得たエレガントなデザインとシームレスに融合しているという。
3グレードを設定。来夏にはプラティな仕様も
快適性を重視し、3列目シートにも1列目や2列目シートと同様にパッド付きアームレストやスマートフォン用収納スペース、カップホルダー、USB充電器などを備えた。23個のスピーカーを搭載したAKG7スタジオオーディオシステムとDolby Atmosを搭載、没入感のある3D体験ともいえるサウンドが味わえるという。
当面、ラグジュアリーとスポーツ、プレミアムラグジュアリーの3つの仕様を発売し、2025年夏には「プラチナ仕様」を追加投入する。(2024年11月13日)