
北米日産は6日、米国における販売・マーケティング戦略を統括する上級副社長(SVP)としてチアゴ・カストロ氏を昇格起用する、と発表した。1月9日付。日産ブランドの米国販売・マーケティング全般を担うとともに、高級車ブランド「インフィニティ」の南北米事業も管轄する。
カストロ氏は現在、インフィニティ・アメリカズ担当副社長として、米国、カナダ、メキシコにおける事業戦略、販売網、マーケティングを統括している。2003年に北米日産に入社後、研究開発、商品企画、プログラム管理、販売・マーケティングなど幅広い分野を経験。日産ミッドウエスト地域の地域副社長としてディーラーネットワークと密接に連携した実績も持つ。
後任として同職を退くのは、マイケル・サウター氏。日産で12年以上にわたりグローバルおよび地域の要職を歴任し、一度は退任した後、2025年に体制移行を支えるため復帰していた。
クリスチャン・ムニエ日産アメリカズ会長は声明で、「カストロ氏の行動力と幅広い経験、そして卓越性へのコミットメントは、日産とインフィニティの販売拡大と顧客満足度向上に向けた勢いをさらに高める」と期待を示した。そのうえで、「重要な移行期に販売・マーケティングを率いたサウター氏に感謝し、再び引退の道に進む同氏の今後を祝福したい」と述べた。
インフィニティ事業を引き継ぐ後任人事については、後日発表するとしている。米国市場での競争が激化する中、日産は販売・マーケティングの中枢人事を刷新し、ブランド力と収益基盤の立て直しを急ぐ構えだ。(2026年1月7日)