• 2024-09-29

GM、米3工場で180メガワットの太陽光発電契約

アーカンソー州ニューポートにあるノーススター・ソーラー・プロジェクトの写真。

米ゼネラル・モーターズ(GM)は15日、ミシガンのデルタ・タウンシップなど米国にある3つの組立工場でノーススター・クリーン・エナジー社と太陽光発電の電力購入契約を結んだ、と発表した。発電能力は180メガワットで、GMにとって過去最大の電力購入契約となる。また、同社によるとGMが自動車業界で最大の再生可能電力購入企業だという。

GMは、3つの組立工場を対象としたノーススター社と15年の再生可能エネルギー購入契約を結んだ。アーカンソー州ニューポートにあるノーススター社の太陽光発電「ニューポート・ソーラー・プロジェクト」の電力を、GMのミシガン州ランシング・デルタ・タウンシップ・アセンブリーとランシング・グランドリバー・アセンブリー、ミズーリ州ウェンツビル・アセンブリー・サイトに直接送電する。

GMは2040年までにカーボンニュートラル実現をめざしており、2022年には2025年末までに米国の全施設で使用する電力を100%再生可能電力で賄うために必要なエネルギー調達契約を締結、現在は11州にわたる17の再生可能エネルギー発電所との調達契約を締結している。GMのグローバルエネルギー戦略ディレクター、ロブ・サールケルド氏は「再生可能エネルギーのポートフォリオを拡大することで、私たちは二酸化炭素排出量の削減と、より広範な持続可能性の目標達成に向けて大きな一歩を踏み出した」と話し、ノーススター社との今回の契約で同社の再生エネルギー戦略が大きく進展するという。(2024年8月15日)