現代自動車とグーグルの「ウェイモ」は4日、戦略提携し、現代自の電気自動車(EV)SUV「IONIQ 5」がウェイモの自動運転サービス「Waymo One(ウェイモ・ワン)」車両に加わる、と発表した。ウェイモは2018年からアリゾナ州で自動運転サービスを始め、現在はクライスラーやジャガー、ダイムラー・トラックなどで運用されている。
2025年末までに路上テストを実施
現代自はウェイモ向け車両となる「IONIQ 5」を、ジョージア州での新たなEV工場「現代自動車グループ・メタプラント・アメリカ(HMGMA)」で組み立て、その後ウェイモの第6世代といわれている自動運転技術「ウェイモ・ドライブ」を搭載する。今回の提携で、両社はウェイモ・ワンの規模拡大を促すため、この「IONIQ 5」生産を増やす計画で、2025年末までに最初の路上テストを実施し、実用サービスを開始する計画だ。
ウェイモはグーグルの自動運転開発会社で、「ウェイモ・ワン」の名前で自動運転タクシーのサービスをアリゾナ州フェニックスとカリフォルニア州サンフランシスコ、ロサンゼルスの3都市で行っている。(2024年10月4日)