• 2024-12-23

テスラの第3四半期業績、規制クレジット収入増が貢献し増収増益

テスラが23日に発表した2024年第3四半期(Q3,7~9月)業績は、販売増と規制クレジット収入増が寄与し2四半期期連続の増収となった。競争激化で販売単価の低下からは回復していないものの、前年同期に比べ52%増となった規制クレジット収入や自動運転ソフトのFSD収入が増え営業利益率は6四半期、1年半ぶりに2ケタ台をマークした。

Q3の営業収入は前年同期比7.8%増の251億8,200万ドル(3兆6,189億円)で、うち自動車部門は同2%増の200億1,600万ドル(2兆8,765億円)だった。さらに、自動車販売収入は同1.3%増の188億3,100万ドル(2兆7,062億円)で、規制クレジット収入は同52.4%増の23億7,600万ドルと大きく増えた。営業利益は同54%増の27億1,700万ドル(3,904億円)となり、営業利益率は10.8%と前年同期の7.6%から大きく改善し、2ケタ台になったのも2023年第1四半期(1~3月)以来6四半期ぶり。

期中の新車販売台数は前年同期比6.4%増の46万2,890台で、うち主軸の「モデル3/Y」は同5%増の43万9,975台だった。新車販売単価は低がり続けており、このQ3で4万680ドル(約584万円)となり、前年同期の4万2,579ドルから1,900ドル程度低下している。(2024年10月24日)