米全国紙「USAトゥデイ」は、日産自動車のコンパクトセダン「ヴァーサ(日本名ラティオ)」がアメリカで最も安い新車になる、と報じた。三菱自動車の「ミラージュ・コンパクト」が2025年モデルとして発売しないため。
同紙のジャスティン・ウェストブルック記者(MotorTrend担当)がレポートした。これによると、現在、日産で最も手頃な新車は「ヴァーサセダン」で、2024年モデルは1万7820ドル。2024年モデルの「三菱ミラージュコンパクト」との価格差はわずか20ドルで、同車に次いで米国で最も安い新車だった。しかし、三菱ミラージュが2025年にモデル投入しないことから、日産が「米国で最も安い新車」の称号を保持する可能性が高いという。
日産「ヴァーサ」の2025年モデルは、エントリーレベルの「S」で前モデルよりも510ドル高い1万8,330ドルから。今年度のこうしたベース価格上昇の理由として、下位2グレードにLEDヘッドライトの追加を標準装備したためとしている。2万4,000マイルまたは2年間の「前払い」オイル交換が3回分を含んでで、他のグレードでも500ドルから600ドルの値上げとなっているとしている。(2024年11月7日)