北米トヨタは18日、アラバマ工場で取り組んでいた太陽光発電プロジェクトが完了した、と発表した。4,900万ドル(約75億円)を投じ、アラバマ工場に隣接する工業団地に7万2千枚のソーラーパネルを設置し同工場で使用するエネルギーの約7割を賄うという。
ハンツビル市と供給契約も
同プロジェクトにはトヨタのほか、豊田通商アメリカ、ハンツビル・ユーティリティーズが参加し2023年6月に始めた。アラバマ工場を取り囲む形で、ノースハンツビル工業団地に7万2千枚のソーラーパネルを設置し、合計で年間約6万2千メガワット時のエネルギーを生成し、推定2万2千メートルトンのCO2削減につながるという。
トヨタモーターマニュファクチャリングのジェイソンパケット社長は「トヨタはクリーンで持続可能な電力に取り組んでいる。このプロジェクトのパートナーが、北アラバマ州で環境スチュワードシップのモデルを作り上げてくれた」と述べた。同社では、これによりトヨタアラバマの総エネルギー使用量の約7割を生み出し、同社が2035年までに北米の全施設でカーボンニュートラルをめざす一助になるとしている。(2024年11月19日)