• 2025-06-27

北米トヨタは23日、米ウェストバージニア工場に8,800万ドル(約125億円)を追加投資し、次世代ハイブリッド車用のトランスアクスルの組み立てラインを新設する、と発表した。今回の追加投資で、同工場への総投資額は28億ドル(3,994億円)を超える見込みという。トランプ政権が求める投資に応えた形となる。

ウェストバージニア工場

新たにライン導入するハイブリッドトランスアクスルは、電動車におけるエンジンと電動モーター、車輪の間でシームレスにパワーを伝達する部品で、ハイブリッドシステムの重要機能となる。トヨタでは2026年後半から生産を始める計画で、「将来のトヨタ車及びレクサス車への搭載を予定している」としている。

トヨタは北米での生産投資を増やしている。ノースカロライナ州で北米では同社初てとなる車載用電池工場「トヨタ・バッテリー・マニュファクチャリング・ノースカロライナ、TBMNC)を新たに建設し、今月から出荷を始めている。同社ではこれまで、米国で約490億ドルを投資し、約28万人の雇用を創出しているとしている。(2025年4月23日)