北米トヨタは12日、インディアナ州の組み立て工場「トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ（IMMI）」でハイブリッド車生産が100万台となった、と発表した。工場スタッフが見守る中、生産ラインから走り出した「ウィンド・チル・パール 2025 トヨタ・シエナ・プラチナ」はライトを光らせクラクションを響かせながら出荷した。

「シエナ」が100万台めに

IMMIでは2003年から「シエナ」の組み立て生産を始めている。ジェイソン・パケット社長は「このマイルストーンを達成したのは大きな成果であり、チームメンバー全員が誇りに思うこと」と述べた。

シエナは、トヨタ車で最も売れているモデルの一つで、5月には前年同月に比べ95%以上販売増をみせ、トヨタの電動化をけん引する代表的なファミリー向け商品だ。

同社はTMMIでの総投資額80億ドルに達し、1996年の着工以来5,400万ドル以上を地元団体に寄付している、ともいう。（2025年6月13日）