
米レンタカー大手のハーツ・カー・セールスは20日、アマゾン・オートスに参加し同サイトを通じて中古車を販売する、と発表した。アマゾンの昨年、中古車販売サイトを立ち上げており、既存の自動車ディーラーに加えて全米最大規模の自動車を保有するハーツがレンタアップ車販売をアマゾンチャネルを通じて行うことで、アマゾンは中古車ウェブ販売で一気に全米トップサイトに躍り出ることになる。
ハーツの中古車販売部門のハーツ・カー・セールスはアマゾン・オートスを通じて、在庫する中古車情報を掲載し販売する。ハーツの中古車在庫は数千台とし、その品質は独自の認定制度を設け115項目におよぶ点検や12カ月/12,000マイルの限定パワートレイン保証、さらに24時間ロードサイドアシスタンス、7日間/250マイルの買い戻し保証などを設けている。
車両引き渡しはダラスなど4店舗でスタートし、全米45店舗に拡大
ハーツ・カー・セールズでは「広範な変革戦略における重要なステップであり、革新的な技術パートナーシップを築き、よりシームレスな顧客体験を提供することをめざしている」とし、同社のエグゼクティブ・バイスプレジデントのジェフ・アダムズ氏は「私たちの目標は、顧客がオンラインでも実店舗でも、利便性、信頼性、スケールを兼ね備えた形で自動車購入体験を再定義することだ」と述べている。
アマゾン・オートスで購入したハーツの中古車は、ハーツの一部店舗で受け取ることができる。当初、ダラスとヒューストン、ロサンゼルス、シアトルでサービスを開始し、順次全国45店舗へ拡大する計画だ。(2025年8月22日)