CATLは7日、香港にグローバル本社を設けるとともに研究開発センターを設立する、と発表した。投資額は12億香港ドルを(220億円)以上になるという。
CATLと香港サイエンス・パークを運営する「香港サイエンス・テクノロジー・パーク・コーポレーション(HKSTP)」は研究開発センター設置の覚書を交わした。CATLは、香港での新エネルギー技術の革新と持続可能な開発を促す。HKSTPは、こうしたCATLの取り組みを支援する。
香港特別行政区政府のポール・チャン財務長官は、「香港にCATLのグローバル本社と研究開発センターを設立することは、香港の情報通信産業の発展を促進するため不可欠な投資だ」と述べ歓迎した。CATLのロビン・ツェン会長は「香港での研究開発センターの設立は、CATLの新エネルギー開発計画の戦略的マイルストーンになる」と話し、香港を情報通信技術の中核都市となることを支えていく考えを示した。今回の基本合意には、新エネルギー製品のグリーンでスマートな製造や再生可能エネルギーへの投資と開発も含んでおり、CATLは「環境に優しく持続可能なエネルギーの未来を実現するため、信頼性が高く持続可能な新エネルギー貯蔵システムを共同創造していく」という。