小鵬汽車(Xpeng)は25日、北京オートショー2024でAIを搭載した新BEV「MONA」を今年6月に発売する、と発表した。また、空飛ぶクルマ「陸上空母」を今年第4四半期に先行販売する計画も明らかにした。
800kWhの超高速充電設備も
Xpengはフラッグシップモデルの「X9」に搭載する様々なAI(人工知能)機能を持つ車両OS「XOS 5.1.0(天地OS)」を発表した。スマート・コックピットとスマート・ドライビングにAI技術を統合した業界初のOSで、今年5月20日にサービスを開始する。6月にも新ブランド「MONA(Made of New AI)」として立ち上げ、AI駆動によるスマートEVの販売に乗り出す計画を発表した。また、今年第3四半期に800kWの超高速充電設備を毎秒1km以上の充電速度にアップグレードし、提供する計画を明らかにした。
空飛ぶクルマ「陸上空母」も年内に先行発売
何暁鵬会長兼CEOは北京オートショー会場で記者会見し、「私たちの技術革新力を示すことができることを誇りに思う。次の10年は、スマートカーの “黄金の10年 “となるだろう。スマートカーの進歩の核心は、自動運転ソフトウェアの採用が業界の新たな規範として台頭する中で、どのように運用するかだ。今後、XPENGモデルに統合されたAI搭載機能のオンロードテストを展開していく」と話し、新技術でEV市場を切り開いていく覚悟を示した。(2024年4月25日)