小鵬汽車(XPENG)とフォルクスワーゲングループチャイナ(VW中国)は6日、中国で最大級となる超高速充電ネットワークづくりで提携することで合意した、と発表した。両社は中国国内の420都市で合わせて2万基以上の充電スタンドを運営しており、今回の提携で新たな超高速充電スタンドの展開と同時に両社顧客がそれぞれの充電スタンドを相互利用できるようになる。
中国420都市で充電スタンドの相互利用も
両社は同日、中国における超高速充電ネットワークに関する戦略的提携の覚書を締結した。これにより、中国では最大級となる超高速充電ネットワークを共同で構築する。また、両社が420都市で運営する20,000基以上の充電スタンドを、両社の顧客で相互利用できるようにする。両社では、「高出力水冷式超高速充電の技術的優位性と両社が中国全土でカバーする広範かつ相互補完的な地域を組み合わせることで、両社の顧客は中国全土で優れた高速充電体験を享受できるようになる」と話している。
今回で、XPENGとVWグループの戦略提携は4つめとなる。両社では「さらなる戦略的提携の機会を模索し技術提携を拡大し、ウィンウィンの戦略的パートナーシップを強化していく」という。
両社は2023年7月に、VWグループがXPENGに技術協力とともに資本参加する資本業務提携を締結。中国向けにVWブランのEVを2車種共同で開発する計画で、2026年にも生産開始する予定だ。(2025年1月6日)