ジャガーは21日、テスラと北米充電規格(NACS)の充電ステーション利用で提携した。2025年から、ジャガーのEVユーザーは米国とカナダ、メキシコにある12,000以上のスーパーチャージャーを利用できるようになる。ジャガーはすべてをEV化する方針を打ち出しており、「グローバルなEVエコシステムを提供する戦略の一環となる」と話している。
ジャガーは2025年から、アダプターなしで北米充電規格(NACS)に対応する。また、同社はテスラからのアダプターを既存の「I-PACE」ユーザーに供給する。ジャガーではV3とV4のスーパーチャージャーの充電率を最適化するように設計、どのスーパーチャージャータイプを選択しても最大の充電出力で動作することができるという。
ジャガー・ランド・ロード―(JLR)は、2039年までにゼロ・カーボンをめざしており、今回の北米でのテスラの充電規格採用でEVニーズをしっかりと吸い上げ代替につなげていきたい考えだ。すでに、北米では事実上充電ステーションのネットワークで先行するテスラの充電規格を採用する動きが広がっている。GMやフォード、日産、ボルボなどがテスラ規格の採用を打ち出す一方で、GMやホンダ、メルセデス・ベンツ、現代自動車など7メーカーが、テスラ規格を含め北米で充電事業を合弁展開する計画を打ち出している。