フォルクスワーゲン(VW)グループは13日、今年1~9月期の世界でのBEV販売台数が前年同期比45%増の531,500台となり、総販売台数に占めるBEVの販売割合が7.9%に上昇した、と発表した。なかでも第3・四半期(7~9月)のBEV割合は前年同期の6.8%から9.0%に大きく伸びたという。
1~9月の地域別でのBEV販売台数は、欧州が同60.9%増の34万1,100台でけん引いたほか、米国は73.7%増の50,300台に急増した。中国では同3.9%増の117,100台だった。これにより、総販売台数に占める BEV割合は前年同期の6.1%から7.9%に高まった。
ブランド別では、VWが「 ID.4/ID.5」を軸に9月末までに同31.8%増の27万3,000台販売し、アウディは同59.8%増の123,000台、シュコダが同47.6%増の54,400台、ポルシェが同11.2増の27,900台だった。VW商用車は10倍の19,600台となった。
販売担当のヒルデガルト・ヴォルトマン氏は「現在、欧州市場ではBEV購入に消極的だが、当社は市場シェアを拡大し、このセグメントでマーケットリーダーを維持した」と話した。