• 2024-05-18

ポルシェ、今年1~9月累計で10%増の24万台を販売

ポルシェは13日、今年1~9月の3四半期で前年同期比9.6%増の24万2722台を販売した、と発表した。地元・ドイツとともに欧州での好調な販売が続き、スポーツモデルの根強い人気がけん引した。

地域別では、欧州で前年同期比22.6%増となる51,742台を販売。うち本国ドイツは同19%増の24,814台だった。北米でも引き続き高い伸び率を示し、同14.4%増の64,487台をマークした。中国では不動産不況など景気悪化の影響を受けてか、同11.6%減の60,748台にとどまった。

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車種別では「911」などスポーツモデルの人気は高く、同27%増の38,789台を販売した。「718ボクスター」と「718ケイマン」は合わせて16,458台(前年同期比18%増)販売した。4月にワールドプレミアを迎えた「新型カイエン」の需要は高いものの、納車は追いつかず同3%減の64,457台にとどまった。一方で、コンパクトSUVの「マカン」は68,354台(同15%増)、ラグジュアリーサルーンの「パナメーラ」は26,779台(同5%増)だった。BEVの「タイカン」は同11%増の27,885台を販売し、年内には納車が増えるという。

ポルシェAGセールス&マーケティング担当のデトレフ・フォン・プラテン取締役は「私たちのブランドのモデルに対する世界的な納車台数と需要は、依然として高いレベルにある」と指摘し、「力強く、活力に満ちた年末のスプリントを始める」と年内に向けて配車増を図り、昨年の販売実績を大きく上回る成果への期待感を示した。