メルセデス・ベンツとBMWは11月30日、中国で折半出資の合弁会社を設立し、中国で充電サービスを共同で提供する、と発表した。2024年から北京など中国国内の電動車が多い都市で充電ステーションを開設し始め、2026年末までに全国で1,000カ所、約7,000基の充電ステーションを設置する計画だ。主要自動車メーカーがBEV用の充電ステーション展開で協業するのは北米についで2地域目となる。BEV普及のためのインフラ整備を加速させるとともに、充電規格でライバルへの競争力を高める狙いだ。
両社は現地法人のメルセデス・ベンツ・グループ・チャイナとBMWブリリアンス・オートモーティブによる合弁会社を設立する。折半出資。2026年までの3年間で中国国内に約7,000基の充電器を設置する計画で、両社顧客にプラグ&チャージやオンライン予約などの専用機能を備えたシームレスなデジタル体験を提供するほか、一般にも開放する方針だ。新合弁会社では、持続可能で環境に優しい充電体験を実現するため、「可能な限り再生可能な資源から発電された電力を調達する」としている。