• 2025-10-03

テスラ、第3四半期販売が過去最高に

テスラは2日、今年第3四半期(Q3)の新車販売台数が前年同期比7.4%増の49万7,099台だったと発表した。四半期では、昨年第4四半期(Q4)の49万5,570台をわずかに上回り、過去最高を記録した。米国で9月末の税控除期限を前に駆け込み需要で押し上げられた格好だ。

2025年Q3のモデル別販売台数は、モデル3/Yが前年同期比9.4%増の48万1,166台となり、新商品効果が奏功した。これによる、今年1~9月の販売台数は121万7,902台となり、依然として前年実績を7万5千台余り、率にして5.9%下回っている。税控除による駆け込み需要後の販売減が予想されており、今年通年では前年実績よりも20万台近いマイナスとなる160万台程度にとどまる見通しだ。

電気自動車(BEV)販売でテスラと競合してきた中国BYDは今年1~9月の新車販売台数を160万5,903台、前年同期比37.1%増と大きく伸ばしており、テスラとの差を広げている。(2025年10月3日)