カナダの電気バスメーカー、ライオン・エレクトリック社は21日、米国イリノイ州ジョリエットに工場を開設した。1400人を雇用し年末から、年間最大2,500台のスクールバスを生産する予定だ。同社は現在8万4000平方メートルの工場敷地を拡張し、最大で年間2万台のオール電化バスとトラックの生産をめざしている。
ジョリエット工場の開所式には、イリノイ州のJBプリッカー知事も出席し、「ライオン・エレクトリック社は、イリノイ州をリードする電気自動車製造業を構築する上で強力なパートナーであり、地域社会を支える高賃金の雇用の持続可能なネットワークを構築すると同時に、イリノイ州をよりクリーンで環境に優しい場所にしている」と歓迎の祝辞を述べた。
同社は2年前の2021年5月に同工場の建設計画を公表した。同社は「メイド・イン・アメリカ」の排出ガスフリー車に対する需要の高まりに応えたいと考えている」と述べ、米国政府によるゼロ・エミッション方針のもとスクールバスの電動化を推し進めていく考えだ。