• 2024-09-30

ホンダ、アキュラ初のBEVモデルを発表

ホンダは17日、アキュラ・ブランド初のオール・エレクトリック・モデル「アキュラZDX」を発表した。GMの「ウルティウム・プラットフォーム」を採用し、2024年初めにも納車できるという。

アキュラは、ZDX A-スペックをシングルモーター(後輪駆動)とデュアルモーター(全輪駆動)を用意した。シングルモーターは6万ドル台から、ハイパフォーマンス・チューニングを施したデュアルモーターAWDは7万ドル台からの販売となる見込み。販売はすべて、新しいオムニチャネルのデジタル販売で行う。今年後半にも先行販売を始め、来年初にも納車できるという。
アキュラのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターであるデイブ・マレックは「アキュラが爽快な電動化の未来に向かう中で、EVがもたらすスタイリングとパッケージングの自由度を最大限に活用しながら、先進的なデザインとプロポーションを追求していく」と話している。

アキュラは1年前、この電動SUVを「プレシジョンEVコンセプト」として発表していた。量産モデルの名称は、ZDX A-SpecまたはZDX Type Sとなる。両モデルとも102kWhのバッテリーを搭載し、最大190kWの充電を可能だ。つまり、GMのウルティウム・プラットフォームの400ボルト版と推測される。

A-スペックとタイプSの違いは、パワートレインと方向性にある。ZDX A-スペックは、後輪駆動で約254kW、EPA(環境保護局)航続距離は325マイル(523km)で、価格は約6万ドルから。ZDX A-スペックには、デュアルモーターによる全輪駆動も計画されており、航続距離は約315マイル(507km)となる。