ステランティスは19日、航続距離800kmも可能な電気自動車(BEV)専用の新プラットフォーム「STLAラージ」を発表した。2024年から2026年の3年間で、ジープやアルファロメオなど5ブランド8車種に採用し新商品を発売する。ステランティスは電動化戦略で4つのプラットフォームを展開する計画で、今回の「STLAラージ」は2023年7月に発表した「STLAミディアム」についで2番目となる。
「STLAラージ」はフルサイズ車を含むD/Eセグメント用で、 複数の組立工場で導入できる製造工程とコスト効率の良さが特長という。先進の高強度素材を採用し重量と剛性を最適化することで、さまざまなタイプの車両での高いパフォーマンスを発揮する。118kWhの組み込みエネルギーで充電効率は毎分4.5 kWh、0-100 km/hの加速性能は2秒台をマークすると説明している。400Vおよび800VのBEVアーキテクチャーとし、乗用車のほかクロスオーバー車、SUVに採用する。マルチパワートレーンに対応し、BEVだけでなくハイブリッド車やICEモデルも可能とし、エンジンもタテ・ヨコ両置きもできるとしている。(2024年1月21日)