ルノー傘下でルーマニアメーカーのダチアは21日、コンパクトEV「新型スプリング」を発売した。エクステリアとインテリアデザインを一新したほか、7インチスクリーンと10インチマルチメディア・センタースクリーンを備えたカスタマイズ可能なデジタル・ダッシュボードを採用した。

ルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF-AEV」ベース

ダチア・スプリングはルノーと日産自動車、三菱自動車工業のアライアンスで導入する共通プラットフォームのひとつ「CMF-AEV」をベースに2021年3月に発売した、スモールカー。欧州でも手ごろなエントリーモデルとして、発売以来14万台以上売れている人気車だ。新モデルの燃費はWLTPで14.6 kWh/100 km（認可申請中）という。同社では「新型ダチア・スプリングは、新たなマイルストーンとして品質レベルを引き上げた。これまで以上に魅力的で、より堅牢なデザインに一新され、なおかつこのセグメントとしては非常に優れた室内収納スペースを備えた実用的なモデルだ」と紹介している。（2024年2月21日）