ルノー・グループは6日、男女間の賃金格差を解消し、目標を2年前倒しで達成した、と発表した。ルノーは2021年からグループ人事部内に「ダイバーシティ&インクルージョン部門」を設置し、ジェンダー・ペイ・ギャップを測定、同一労働同一賃金を毎年確認する活動を行っている。
ジェンダー・ペイ・ギャップを毎年測定
ルノーグループは毎年、男女賃金格差の指標を用いて同様の役職にある女性従業員と男性従業員の平均給与の差を測定する「ジェンダー・ペイ・ギャップ」に取り組んでいる。これによると、2023年の男女賃金格差は世界全体で0%に達したという。ルノーの社内目標を2年前倒しで実現したことになる。
管理職に占める女性割合目標は2030年までに30%
ルノー・グループの人材・職場・組織領域の最高責任者であるフランソワ・ロジェ氏は、「私たちの多様性は強みの源泉であり財産だ。私たちは差別のない職場を提供し、誰もが尊重され大切にされていると感じられる職場を目指してきた」と述べた。ルノーグループは2023年末までに、役員に占める女性の割合で35%、管理職に占める女性の割合が27%となっており、それぞれ2030年までに30%を達成し、2050年までに男女平等を達成することを目標としている。(2024年3月7日)