BMWは11日、英オックスフォード工場で第5世代となる「新型MINIクーパー」の生産を開始した、と発表した。自動車エンジニアで”クーパー”生みの親であるジョン・クーパー氏の孫、チャーリー・クーパー氏が立ち会いラインオフを祝った。
チャーリー・クーパー氏らが立ち会いラインオフ
新型MINIクーパーは、スウィンドン工場でボディプレスとサブアッセンブリーを行い、ノースウォリックシャーのハムズホール工場でエンジン生産し、これらをオックスフォード工場で組み立てている。2026年からは2台の電気自動車(BEV)モデルの生産も始める予定だ。BMWでは,オックスフォードなどこの3工場に合計で30億ポンド(5,648億円)以上の設備投資を行っている。
2026年までに2つのBEVモデル生産も
MINI責任者のステファニー・ヴルスト氏は「オックスフォードはMINIブランドの中核。私たちはクラフトマンシップの誓いを新たにしている」と述べ、オックスフォード及びスウィンドン工場のマルクス・グリュナイスル工場長は「新しいMINIクーパーは私たちのチームと英国の製造業にとって非常に重要な車だ」と話した。
新型MINIクーパーは先月発表され、3ドアモデルはCとSの2つのバリエーションを持つ。価格は2万2,300ユーロ(358万円)から。今春から納車予定。(2024年3月12日)