• 2024-12-23

VW、今夏にも「Rモデル」専用パビリオン開設

VW本社敷地内にあるVWを紹介するテーマパーク「アウトシュタット」内に開設した。

フォルクスワーゲン(VW)は26日、プレミアムハイパフォーマンスブランド「フォルクスワーゲンR」の特別展示場を今夏にも独ニーダーザクセン州ヴォルフスブルクにあるを同社テーマパーク「アウトシュタット」に開設する、と発表した。Rの商品魅力を紹介するなどRブランドの認知度向上を図るため、顧客とのコミュニティイベントも開く予定だ。

このパビリオンの敷地面積は約100平方㍍で、プレゼンテーションエリアとラウンジエリアを設けた。ドライビング・シミュレーターを用いてプロドライバーとバーチャル・レースを楽しめたり、関連のトピック、新しいパフォーマンスやデザインコンセプト、スモールシリーズの生産車両、パフォーマンスパーツ、ライフスタイルアクセサリーなどを紹介する。さらに、「フレンズ・オブR」グループや伝説的なファンミーティング「R & Coffee」など、フォルクスワーゲン R のファンコミュニティ向けの顧客限定イベントやコミュニティイベントも開催する計画だ。さらに、同パビリオンでは記者発表会や車両プレゼンテーション、テクニカルトーク、エキスパートトークも開催する予定だ。

フォルクスワーゲン R の責任者であるラインホルト・イヴェンツは、「フォルクスワーゲン R は、高性能なトップモデルを擁し、フォルクスワーゲンのモデルポートフォリオに欠かせない存在として、フォルクスワーゲン ブランドおよびフォルクスワーゲン グループに定着している。アウトシュタットのパビリオンでは、パフォーマンスブランドとしてのフォルクスワーゲンの認知度をさらに高め、オール・エレクトリック・ブランドへの移行に伴うRの顧客体験をさらに高めていきたい」と話した。

オートシュタット経営委員会会長のアルミン・マウスは「新しいフォルクスワーゲン R パビリオンでは、革新性とスポーティさが技術的な完成度の高さと融合する」とそのアプローチをアピールする。

フォルクスワーゲン R は、VWのプレミアムパフォーマンスブランドで現在、5つの市販モデルを発売している。2023年には生産台数が3万5千台を超え、2002 年のブランド発表以来、累計生産台数は 30 万台を超えた。同社では、未来に向けパフォーマンスとデザイン、イノベーション、クオリティの 4 つの柱に基づき商品再編に取り組んでおり、今後BEVモデルも投入していく。(2024年3月26日)