ルノーグループは24日、2025年第1四半期（1~3月）の営業収入が前年同期比0.3%減の116億7,500万ユーロ（1兆8,934億円）だった、と発表した。自動車部門の収入は同3％減の101億2,800万ユーロ（1兆6,425億円）。増販しながらも激化する販売競争と、商用車販売の大幅減が響いた。同社は電気自動車「ルノー４E-Tech」など今年7車種の発売を予定しているが、通期見通しでは営業利益率が7％以下と見込んでいる。

欧州での電動化割合はプラス15.3ポイントで4割超えに

期中の新車販売台数は前年同期比2.9%増の56万4,980台で、ブランド別ではルノーが同6.5%増の38万9,016台、ダチアが同2％減の17万3,750台だった。地元・欧州では同2.8%増の40万2,413台と堅調な販売を示し、なかでも電動車割合は44.2％と前年同期を15.3ポイント増やした。

車種別では乗用車が同8.3%増の48万6,061台と伸ばした半面、商用車は同21.5%減の7万8,919台にとどまった。「エクスプレス」が昨年末に販売を終了したのをカバーしきれなかった。（2025年4月24日）