• 2025-10-08

BMWグループ、第3四半期に8.8%増の販売成長 MINIが好調、電動車も堅調推移

BMWグループは7日、2025年第3四半期(7〜9月)の世界販売台数が前年同期比8.8%増の58万8,300台となったと発表した。欧州や米州での販売が好調だったのに加え、前年同期の反動も寄与した。1〜9月の累計販売は179万5,894台で前年同期比2.4%増と、通年での微増基調を維持している。

電動化モデルの販売も引き続き拡大し、同期間の電動車(BEV・PHEV)販売は47万317台で15.0%増。うち純電動車(BEV)は32万3,447台で10.0%増となった。BMW AG取締役で顧客・ブランド・販売担当のヨッヘン・ゴラー氏は「欧州とアメリカ地域での強い販売とMINIブランドの好調が特に際立った。電動車への需要も依然として高水準にある」と述べた。

主力のBMWブランドは第3四半期に51万4,620台を販売し、前年同期比5.7%増。1〜9月の累計は158万5,580台(前年同期比0.1%増)と横ばいだった。プラグインハイブリッド車の需要が顕著で、世界販売は前年比30.2%増。地域別では欧州が9.3%増、米州が24.4%増と堅調だった一方、中国市場は11.2%減と伸び悩んだ。高性能部門のBMW M GmbHは、1〜9月累計で15万8,182台を販売(7.9%増)。第3四半期単体では5万2,220台で11.0%増と好調を維持した。

MINIブランドは「New MINI Family」の投入効果もあり、第3四半期に7万2,376台を販売、前年同期比37.5%増と大きく伸長。1〜9月累計では20万6,214台(23.7%増)と全地域でプラスを記録した。ロールス・ロイスは同期間に4,100台を販売(3.3%増)。BMWモトラッドは2.6%減の15万9,156台だったが、第3四半期単体では5.7%増の5万3,247台と回復基調を示した。(2025年10月7日)