フォルクスワーゲン（VW）は８月31日、新型パサートを９月５日に開幕するIAAで初披露すると発表した。３種類の新しいプラグインハイブリッドモデルのほか、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンもラインナップする。発売は来春を予定している。

新型パサートは９代目となる。「MQB evo」と呼ぶ多彩なモジュラー・プラットフォームを用い、2つの新しいプラグインハイブリッドドライブ を用意した。 システム出力150 kW（204 PS）と200 kW（272 PS）の2つで、新開発の19.7 kWhバッテリーと組み合わせることで、約100 kmの完全電動走行ができるという。同社では、これにより「パサート・バリアントは日常生活で使用できる電気自動車となった」とし、充電時間の短縮のほかDC急速充電ステーションでも最大50kWの充電が可能になったという。さらに、電動モーターとターボチャージャー付き新型ガソリンエンジン（1.5 TSI evo2）の組み合わせで航続距離は約1,000 kmに達するという。

インテリアも一新し、新しいランドスケープディスプレイはスタイリッシュで機能的、そして先進的な大型ディスプレイを採用した。また、DCC Proを世界初公開。。ホイールベースが50mm延長され、リアの足元スペースも50mm拡大、ラゲッジルーム容量は最大1,920リッターと、Passat Variantはビジネスにもレジャーにも最適なオールラウンダーとしている。