イベコ・グループと現代自動車は6日、ブリュッセルで開催された「バルワールド2023」で、新型燃料電池バス「IVECO BUS E-WAY H2」を発表した。
「E-WAY H2」は全長12メートルの低床シティバスで、310kWのeモーターと現代自動車グループの燃料電池システムを搭載している。計7.8kgの水素を貯蔵できる4つのタンクと、イベコ・グループのFPTインダストリアルの69kWhバッテリーパック1つ搭載し、450kmの航続距離を実現したという。とくに、水素の補給とプラグイン・バッテリー充電の両方が可能で、ハイブリッド・ミッドパワー・コンセプトとして車両充電方法の最適化する。
現代自は「パートナーのイベコ・グループとビジョンを共有できることを嬉しく思う。本日のお披露目は、業界のネット・ゼロ転換を加速し人類の進歩という使命を達成するための強力なパートナーシップとコミットメントの具体的な一例」とコメントを発表した。「E-WAY H2」はフランスのアノネイとイタリアのフォッジャにあるイベコ・バスの工場で生産する。また、7日から12日まで開催されるバスワールドのイベコブースで展示する。