• 2024-09-29

印マヒンドラ、BYDからバッテリー調達へ

インドの自動車メーカー、マヒンドラは次期EVモデル向けバッテリーをBYDから調達する。当初VWのEV用プラットフォーム「MEB」を採用する予定だったが、その供給が遅れている。マヒンドラはBYDからのバッテリー調達で来年発売予定の「Inglo(イングロ)」ベースの車両生産を急ぐ考えだ。

地元紙によると、マヒンドラはEVプラットフォーム「Inglo」でVWと提携し「MEB」を活用する計画だったが、その供給が2年以上遅れる見通しからBYDと契約を結び、次期EVモデル向けバッテリーの供給を受ける。60kWhと80kWhのバッテリーとなる。モーターは仏ヴァレオ社から供給される。BYDとの契約は「VWが次世代 “ユニファイド “セル技術の準備が整うまで」ともしている。VWの統一セルの生産はNMCカソードから始まり、バレンシア近郊のサグントに建設中のバッテリー工場からのLFP生産によって初めてMEB小型車用に拡大されるからだ。

フォルクスワーゲンとマヒンドラは昨年、マヒンドラの新しいEVプラットフォーム「イングロ」向けにMEBコンポーネントを供給する契約を結んでおり、マヒンドラが100万台以上販売するSUVのEV5車種に2024年からMEBコンポーネントが搭載されることになっていた。