フォードモーターは4日、2023年第3・四半期(Q3)の米国での新車販売台数が前年同期比7.7%増の50万504台だった、と発表した。「新型マスタング・マッハE」などBEVやハイブリッド車の販売は過去最高を記録したほか、フルサイズバン「トランジット」のシェアは42%にまで拡大した。今年1~9月は同9.2%増の150万8072台となった。
車種別では、BEVとハイブリッド車それぞれ前年同期比14.8%増の2万962台、同41.4%増の3万4861台と高い伸び率を示し、電動車として同30.1%増の5万5823台に達した。SUVは21万5106台と横ばいながらも、トラックは同15.3%増の27万5554台に増やした。ブランド別では、フォードが同8%増の48万121台、リンカーンが同1.8%増の2万383台となった。
7代目となる「新型マスタング・マッハE」は同42.5%増の1万4842台を販売し2021年のデビュー以来過去最高をマークしたほか、「Fシリーズ」は190,477台で前年同期に比べ13.4%増を示した。Fシリーズの累計販売台数573,370台は、クラス2位のGM「シルバラード」を169,949台上回った。米国でベストセラーというハイブリッド・トラックの「F-150 ハイブリッド」は、前年同期比 46.9%増の 12,311 台となった。
また、フォードのハンズフリー高速道路走行技術であるブルークルーズの顧客利用は、累計ハンズフリー走行距離が1億2,500万マイルを突破したという。