電気自動車(BEV)メーカーのポールスターは27日、新型SUV「ポールスター 3」の米国でのテスト生産が終了した、と発表した。今年半ばに本格生産を始める予定だ。これにより、このほど生産を開始した中国とともに米中での生産体制が整う。
2024年半ばに本格生産を開始予定
ポールスター3は「ボルボXC90]とプラットフォームを同じくする大型SUV。航続距離300マイル(約482㎞)が標準のBEVで、中国の成都で生産を開始した。同社は米国サウスカロライナ州にあるボルボのリッジヒル工場で「ポールスター3」を生産する予定で、今回その初期生産のテストがを終えた、という。
米中での生産体制がスタート
ポールスターのトーマス・インゲンラスCEOは「生産開始という大きな一歩を踏み出し今年、成長するための重要なマイルストーンとなった」と述べ、ポールスター 3の米国での生産が計画通り順調に進んでいると述べた。また、同社は「ポールスター3は2つの大陸で生産される最初のポールスターとなる」とも話し、中国以外での生産体制拡充を強調した。同社はまた、「ポールスター4」を韓国でも生産する計画を打ち出している。(2024年2月28日)