北米トヨタは29日、カリフォルニア州ボールドウィンパークとサクラメントに最高出力350kWの急速充電器を8基設置する、と発表した。米国の公共充電ネットワーク「EVgo」と共同で展開し、2025年の稼働をめざす。
350kWの急速充電器8基を設置
北米トヨタは、すべての人に公平なEV充電とモビリティを提供する「Empact」ビジョンを示し、充電インフラ整備に取り組んでいく方針だ。サクラメントでは、350kWのDC急速充電器をアーデン・フェア・モール近くに設置する予定だ。
北米トヨタの事業開発を担当するクリストファー・ヤン副社長は、「私たちは、十分なサービスを受けていない地域社会が、EVへの移行において見過ごされないよう支援したいと考えており、これらの充電設備への支援を提供することで、家庭や公共の充電設備に簡単にアクセスできない人々にもアクセスを提供することができる」と話している。
このトヨタの取り組みを受け、スーザン・ルビオ上院議員は「公共充電への投資は、EVドライバーをサポートするだけでなく、歴史的に空気の質が悪かった地域でゼロ・エミッションの移動を奨励することで、地域社会のすべての人に利益をもたらす」と述べた。(2024年5月29日)