
北米日産は17日、3代目となる「新型LEAF(リーフ)」を発表した。日本の栃木工場と英サンダーランド工場で生産し、今秋から米国で販売する。「日産リーフ」は世界初の量産EV(電気自動車)として2010年に市販したが、近年は米テスラや中国の新興メーカーや積極的に商品投入する欧州メーカーにどう対峙するか、注目を集めそうだ。
北米充電規格を採用
新型リーフは、ファストバックのスタイリングとなり、日本独自の美意識でデザインしたという。新開発の3-in-1パワートレイン(コンパクトな統合型モーター、インバーター、リデューサー)を初めて採用したほか、同社として初めて調光パノラミックガラスルーフを設置し電子調光技術で室内に入る光の量を調整でき快適な室内空間を実現した。

米国では75kWhの液冷式リチウムイオンバッテリーを用意し、航続距離は最大303マイル(600㎞)以上とした。日米欧の各地に合わせた仕様があり、米国では北米充電規格(NACS)ポートにPlug & Charge機能を追加。日本ではV2H機能を、欧州では将来的にV2Gに対応する。価格は今後発表する。(2025年6月18日)*日産自動車が17日にグローバル発表したのに合わせて、北米日産が発表したリリースをベースに記事化した