ステランティスは11日、今年2月に発表した株式買付プログラムの第3弾として、15億ユーロ(2363億円)を上限として公開市場で実施する、と発表した。 ステランティスは、最大50億ユーロ(7880億円)の株式買戻について、すでに2回実施しており、今回は12月11日までの3カ月間を期間としている。
同社の普通株式の買戻しは、今年4月の株主総会で決議された同社資本金の最大10%まで行われる。普通株式1株当たりの買付価格は、ニューヨーク証券取引所、ユーロネクスト・ミラノまたはユーロネクスト・パリにおける当該株式の市場価格の110%に相当する金額を超えないものとしており、取得前の5日間の各取引における最高価格の平均値となる。
同社によると11日現在、買い付けの第1弾と第2弾の関連部分に続き、残りの承認枠は約2億6,000万株で、中国の合弁パートナーである東風公司が現在保有している9,920万株の買い戻しに十分対応できる見込みという。