フォードモーターは21日、ダラス市が2040年までに公用車の電動化を図るため「フォード・プロ」と10年契約を締結した、と発表した。フォード・プロがダラス市の充電インフラ整備を行う。ダラス市は5,400台のBEV導入を通じて地域のカーボンニュートラルに取り組む方針を打ち出しており、フォードがこの充電インフラを担うことになる。
フォード・プロが充電インフラ整備を担当
ダラス市は、2040年までに市の車両を電動化するという目標を掲げている。市の車両運用のためのEV充電インフラを整備・管理する10年契約を締結し、フォード・プロは充電器をダラス市の事業所に設置するとともに、同社のスマート充電ソフトウェアを使用してBEVを管理する。
米政府は、2035年までに連邦政府が購入する車両のほとんどをゼロ・エミッション車にするよう求めており、これを受けてダラス市は2020年に、包括的環境・気候行動計画(CECAP)を承認。市内全域にEV充電器を設置、5,400台の車両に小型EVを追加することで二酸化炭素排出量を削減する計画だ。
ダラス市のエリック・L・ジョンソン市長は「今回のフォード・プロとの合意は重要なマイルストーンであり、当市がエネルギーの無駄遣いを防ぎ、エネルギーコストを節約するのに役立つ」と述べた。(2024年5月22日)