米トヨタファイナンシャルサービス(TFS)は13日、2024年1月2日付けでスコット・クック上級副社長が社長に昇格就任する、と発表した。マーク・テンプリン社長は退任する。クック氏の後任CFOにはジェームズ・スコフィールド副社長が就く。
スコット・クック新社長はバージニア州ノーフォークのオールドドミニオン大学で金融の理学士号とMBAを取得し、マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバードビジネススクールを卒業。2003年にトヨタに入社し財務、ビジネスインテリジェンスなどを担当してきた。現在はTFSの最高財務責任者(CFO)のほかトヨタ・モーター・クレジット・コーポレーション取締役、トヨタ・ファイナンシャル・サービシズ・インターナショナル・コーポレーションの経営委員会のメンバーで、TFS米州オセアニア地域の最高財務責任者を務めている。クック氏は「消費者とディーラーに可能な限り最高のサービスを提供するというTFSの伝統を継続することを楽しみにしている」と述べた。
クック氏の後任にはTFSグループの財務、財務、競争力、M&A担当バイスプレジデントのジェームズ・スコフィールド氏が就く。英オックスフォード大学卒で、ロイズ・バンキング・グループやJPモルガン・チェースなどを経て2021年にTFSに入社した。