• 2024-09-29

米運輸省、道路での死傷者減にV2X技術の活用計画を発表

米運輸省(USDOT)は、「Saving Lives with Connectivity: A Plan to Accelerate V2X Deployment(つながることで命を救う:V2X展開を加速する計画)」を発表した。車両と無線デバイスの双方向通信で道路脇の設備とつなぎ、効率的で安全な交通システムを構築する。すでに、約6千万ドルを助成金として関連する3団体の技術開発を支援する方針を打ち出しており、安全な道路交通への取り組みを加速させる。

同計画は昨年10月に発表した草案にパブリックコメントを求めまとめたもの。V2X技術の実装を促し、道路での死亡者数をゼロにするUSDOTの取り組みを加速さえたい考えだ。

ピート・ブティジェッジ運輸長官は「人命を救い、移動方法を変革する力を持つ運輸業界向けの国家計画を策定する上で重要なマイルストーンに到達した」と述べ、「V2Xの潜在的な安全上の利点を生かし、全国的で採用していく」と指摘した。

USDOTでは今後、同計画に基づいて関係者と協議しV2X通信を使った道路での交通安全を一段と高める取り組みを加速させたい考えだ。また、連邦道路局が3つの団体に約6千万ドルの助成金を提供することを発表している。(2024年8月28日)