• 2024-05-18

BASF、製品カーボンフットプリント情報をアプリで提供

BASFは21日、顧客向けに同社製品のカーボンフットプリントをアプリで通知するサービスを始めた、と発表した。部材調達時に求められる企業の持続可能性調査を支援する。

新サービスは「マイ・カーボンフットプリント」で、顧客の購入製品に合わせてカスタマイズされ、BASF製品のカーボンフットプリントと再生可能原料シェア情報を提供する。CO2排出量や製品のカーボンフットプリント、再生可能原材料の割合をそれぞれの顧客の購入ポートフォリオに応じて計算する。これにより、例えば以前購入した製品の代わりにカーボンフットプリントの低い製品を選択した場合、どれだけCO2排出量を削減できるかを提示し、BASFの顧客が適切な製品バリエーションを選択しやすいように支援する。このアプリには、医薬品原料やアミノ樹脂、ブタンジオールとその誘導体、酸、多価アルコール、アセチレン、カルボニル誘導体、アミンなど700以上の大量生産しているBASF製品のデータを含んでいる。すでに50社以上の顧客がこのアプリを利用しているという。
BASF中間体事業部グローバル戦略マーケティング担当のニールス・メラー氏は「マイ・カーボンフットプリントを開発したのは、顧客がCO2排出量削減目標を達成するために必要な透明性を確保し、BASFのポートフォリオから最適な持続可能な製品を選択することで、顧客が望む持続可能性のポジショニングを実現するためだ」と説明する。