• 2024-12-23

VW「ID.7」向け新世代シートを追加装備

フォルクスワーゲン(VW)は25日、アッパーミドルEV「ID.7」用に乗員の緊張を和らげる「エルゴアクティブプレミアムシート」を開発した、と発表した。ドイツの背中健康キャンペーン(AGR)の認定を受けた、マッサージ機能を備え乗員の背骨と骨盤の筋肉を活性化させリラックスできるシートという。オプション装備で、4,450ユーロ(約70万円)のインテリアパッケージPlusの一部となる。

新シート開発には、ドイツ健康バックキャンペーン(AGR)の専門家と協力し、AGRの整形外科医や理学療法士、スポーツ科学者の知見を生かした。背もたれのツボ押しマッサージに使用される10個のエアクッションを設けたほか、2個のエアクッションが交互に作動しマッサージ機能と組み合わせることで、乗員の緊張を和らげ、長時間同じ姿勢で座り続けることを防ぐという。
また、シートクッションとバックレストを別々に制御するダイナミック・エア・コンディショニングを装備し、個別に暖房と換気を行うことができる。シートと乗員の接触部分の温度と水分レベルが測定され、これらの情報をもとに最適なシート状況を造り出す。自動モードのほかウォーム、ドライ、クールの3つのスマート・クライメートを選択できる。VWでは、こうした新世代シートにより乗員のウェルビーイングを高めるとともに、車内全体の温度調整に必要なエネルギーよりも効率よいエネルギー利用につながるとしている。
同シートの装備はオプションで、インテリアパッケージ Plus に含む。このエルゴアクティブプレミアムシートのほか、Harman Kardon製の700Wサウンドシステムや30色から選べる背景照明システムなどの装備も含んでいる。