• 2024-05-18

アウディ、「S3」を一新。最大トルク420Nmに

アウディは9日、ハイパフォーマンスモデルのコンパクトカー「新型S3」を改良、発表した。最高出力245kW(333PS)、最大トルク420Nmへと高出力を誇り、0-100km/hの加速は4.7秒を達成した。スポーツバックとセダンの2タイプを揃え発売する。価格は5万5,600ユーロ(約917万円)から。

新型S3は、表情豊かなフロントデザインを施しスポーティなディフューザーや4本出しのパフォーマンスエキゾーストシステムなど、一新した。なかでも、さらにスポーティさを強めた張りのある外観へと、六角形のフレームレスのシングルフレームなどの採用で表現。L字型のデザインエレメントがボリューム感のあるグリルを強調し、角ばった大きなサイドエアインテークとともにS3のダイナミックなキャラクターを際立たせている。

エンジンとトランスミッションもよりスポーティにチューニングし、定速走行時や部分負荷領域での低中速加速時にはプリロード・ターボチャージャーを作動。オーバーランモード時に開放されるスロットルバルブと組み合わたほか、7速Sトロニックのクラッチパックを強く圧縮し高い発進トルクを発揮する。さらに、トルク・スプリッター付きクワトロ・ドライブ・システムを採用し、走行時の俊敏性と安定性を向上させた。

「 アウディドライブセレクトモードダイナミックプラス」により、快適性を重視した走りやダイナミックな走りまで、幅広いドライビング体験ができる6つのモードを用意。とくに、S3のアップグレードモデルとして、ダイナミックプラスモードを新たに追加した。タイヤは、1225/40の18インチタイヤとオプションで235/35インチの19インチタイヤの2種類を用意した。ファルケンのスポーツタイヤを新たに採用した。

インテリアも大幅にシャープになり、シフトレバーのデザインやエアベントなどを変更。S3に標準装備するアンビエント・ライト・パッケージ・プラスは、シフトレバー前の収納スペースのほかドアやフットウェルにアクセントを加え、今回はセンターコンソールとカップホルダーにもコンター照明が採用された。もちろん、オンデマンドのアプリと機能を統合し、デジタルによるコネクテッド化をみせる。オプション機能として、「MMIナビゲーション・プラス」などへのアクセスでドライバーは車両ディスプレイ上で様々なアプリケーションを使用することができる。選択したアプリは、ユーザーのスマートフォンを経由することなく、S3のインフォテインメント・システムにインストールされるという。(2024年4月9日)

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