
自動車部品・産業技術大手のアプティブ(Aptiv)は3日、今年7~9月期の売上高が前年同期比2%増の3,199百万ドル(約5,020億円)だったと発表した。非自動車分野の伸びがけん引し、電気配電システム(EDS)事業を除く継続事業ベースで7~9月期として過去最高を記録した。
部品事業が7%増収、北米とアジア太平洋が伸長
事業別では、エンジニアード・コンポーネンツ部門の売上高が7%増の1,835百万ドル(約2,879億円)となり、インテリジェント・システムズ部門の3%減(1,402百万ドル(約2,200億円))を補った。ケビン・クラーク会長兼CEOは、非自動車分野で売上高と受注がともに伸びたと説明した。同社は自動車に加え、航空宇宙・防衛や通信・データ通信などにも製品を供給している。為替や原材料価格の変動、EDS事業の分離などの影響を除いた売上高は2%増だった。地域別では北米とアジア太平洋がともに5%増で、アジア太平洋に含まれる中国は1%増。欧州・中東・アフリカは5%減だった。
米国会計基準(US GAAP)での継続事業の純損益は194百万ドル(約304億円)の黒字だった。前年同期は648百万ドル(約1,017億円)ののれん減損を計上し、488百万ドル(約766億円)の赤字だった。一方、調整後EBITDAは前年同期の598百万ドル(約938億円)から567百万ドル(約890億円)へ約5%減少し、同利益率は19.1%から17.7%に低下した。調整後純利益も321百万ドル(約504億円)から292百万ドル(約458億円)に減少した。
通期売上高は12,650~12,750百万ドル(約19,849~20,006億円)を予想
1~9月の売上高は前年同期比2%増の9,505百万ドル(約14,914億円)、調整後EBITDAは1,729百万ドル(約2,713億円)だった。2026年通期は、EDS事業を除いたベースで売上高12,650~12,750百万ドル(約19,849~20,006億円)、調整後EBITDA2,310~2,370百万ドル(約3,625~3,719億円)を見込む。
(2026年11月4日)