• 2024-05-18

テスラ2023年Q3業績、増収減益。販売増も開発費負担で営業利益率が低下

テスラは18日、2023年第3・四半期(7~9月、Q3)の業績を発表。売上高は前年同期比8.8%増の233億5千万ドル(3兆4971億円)、営業利益は同52.2%減の17億6400万ドル(2642億円)と増収減益だった。新車販売は同26.5%増と大きく伸びたものの、車両単価の低下や「サイバートラック」など研究開発費増が影響し営業利益率は7.6%となり4期連続で下落した。同社では今年暦年の新車販売台数を180万台以上と見込んでいる。

期中の新車販売台数は43万5059台で前年同期比26.5%増と大きく伸長した。車名別では、「モデルS/X」が1万5985台で同14.4%減ったものの「モデル3/Y」は同28.9%増の41万9074台となった。リース台数は17万6231台(前年同期比30.5%増)だった。

売上高のうち自動車は196億2500万ドル(2兆9392億円)で同5%増にとどまった。米国でのインフレ削減法による減税効果で販売が増えた半面、値引きが全体の車両単価を引き下げた。営業利益率は2期連続で10%を下回った。1年前の2022年Q3と比べると10ポイント近く落ち込んだ。