• 2024-12-23

加マグナのQ3業績、2ケタ増収で利益率改善

マグナ・インターナショナルは3日、2023年第3・四半期(7~9月、Q3)の売上高が前年同期比15.7%増の106億8800万ドル(1兆6054億円)、営業利益は同34.5%増の5億3800万ドル(808億円)だった、と発表した。中国での生産は減少しながらも欧米での生産が増えたことで、高い成長を示した格好だ。

小型車生産台数は前年同期に比べ3.8%増え2万1937台だった。同13.4%増の4088台だった欧州での伸びが支えた。米ドル建て売上高が1億5,500万ドル増加し、昨年末に車の先進運転支援システム(ADAS)事業を米国ファンドから買収したことで増収につながった。

売上高営業利益率は前年同期の4.3%から5%に改善した。1~9月でも営業利益は77%増もの大幅に伸び営業利益率は前年同期の2.6%から4%に大きく向上した。

同社のスワミ・コタギリCEOは「インフレ圧力の相殺、経費削減、コスト構造の最適化を相殺し経費を削減、コスト構造を最適化しています。長期的な利益率の拡大と投資収益率の向上を実現するための絶え間ない努力を反映したものだ」と述べた。