• 2026-09-26

GM、若手整備士の表彰制度を新設 正規販売店の人材確保を後押し

GM正規販売店で車両を整備するサービス技術者
GMの正規販売店で働くサービス技術者(写真:GM)

ゼネラル・モーターズ(GM)は23日、米国内の正規販売店で働く若手サービス技術者を対象とした表彰制度「GM Automotive Service Technicians 30 Under 30」を始めると発表した。整備士不足への対応として現場で活躍する技術者を紹介し、整備職をめざす人を増やす狙いだ。

対象は、2026年末時点で29歳以下のGM正規販売店の整備士。技術研修や資格取得への取り組みのほか顧客対応、後進の指導などを評価する。販売店の責任者や同僚、顧客、本人らが推薦でき、10月30日まで受け付け、初回の選出者を2027年1月に発表する予定だ。

GMはこれまでも、教育機関での授業と販売店での有給実習を組み合わせた2年間の育成制度「GM ASEP」を運営し、現役の整備士には継続研修や資格取得を促してきた。新制度では、優れた若手を表彰するとともに、その仕事や経験を発信することで、人材の育成促進に加え整備職への関心を高めたい考えだ。

各地の自動車販売店では車両の点検・修理を担う整備士の不足で、GM車の顧客対応力が低下するほか、車両の高度化で整備品質の向上や、顧客が購入後も安心して車を使える体制づくりが課題になっている。GMは今回の新制度を通じ、販売店の整備士という仕事を将来の就職先としても示したい考えだ。

選出者はデトロイトで開く式典で表彰し、工具や車両診断に使うAI搭載の眼鏡などを贈る。選出者には自身の経験を発信し、次世代の技術者に整備の仕事を伝える役割も期待している。

(2026年9月24日)