• 2024-05-18

ボルボ・カーズ、バイオガス用い台州工場をクライメート・ニュートラル化

ボルボ・カーズは12日、中国浙江省にある台州工場で使用する暖房用電力を天然ガスからバイオガスに切り替え、中国で初めてとなるクライメート・ニュートラル(気候中立)工場を実現した、と発表した。同工場では年間7千トン以上のCO2が削減されるという。

ボルボ・カーズの台州工場は2021年10月に、親会社である浙江吉利控股集団(ジーリーホールディングス)から買い取ったもので、そのエネルギー供給は必要な電力の約40%を敷地内のソーラーパネルから、残りの60%は送電網から供給されている。暖房には気候変動に左右されないバイオガスを使用している。

ボルボでは、世界中の工場と同様「台州工場はすでに気候変動に左右されない電力を使用しており、今回の移転により暖房も気候変動に左右されないものとなる」とし、スウェーデンのイェーテボリにあるトルスランダ工場に次いで気候変動に左右されない工場になるという。

ボルボ・カーズのハビエル・ヴァレラCOO兼副CEOは、「台州工場でのバイオガスへの切り替えは、世界中のボルボの各製造拠点が、その地域で利用可能なものに基づいて、気候変動に左右されないエネルギー・ミックスを独自に開発していることを示している」と述べた。(2024年4月13日)