• 2024-05-18

上海汽車が合弁で個体電池生産を計画

現地報道によると、上海汽車(SAIC)はチンタオと合弁会社を設立し、固体電池を生産する計画だ。2025年までに少なくとも10万台の電気自動車に固体電池を採用する方針という。新たな合弁会社の資本金は10億元(1億2600万ユーロ)で、チンタオが51%、上海汽車が残りの49%を出資する。

両社は昨年、固体電池の共同研究所を設立した。固体技術の種類など詳細は明らかになっていない。関係筋は、全固体ではなく半固体またはゲル状の電解質を持つ電池セルも含むとみている。すでに、両社はプロトタイプのテストを終え、システム・レベルで368Wh/kgのエネルギー密度を達成、テスト車両での最大航続距離は千キロを超えたという。チンタオは昨年、中国東部の江蘇省昆山で固体電池の生産施設の建設を始めている。2020年から年産1GWhの固体リチウム電池生産を始めている。