• 2024-05-18

BMW、ブラジルでPHEVモデル生産へ

BMWは12日、SUV「X5」のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)モデルをブラジルのアラカリ工場で生産する、と発表した。ブラジルでの電動車需要の高まりを受けて。PHEVの南米での生産は今回が初めてとなる。これにより、同工場はBMWグループで初めてICEとフレックス燃料モデルとPHEVを生産する工場となる。合わせて、将来にはPHEVとICEの生産を同一ラインで行いたい考えだ。

現在、BMWのアラカリ工場は、「X1」と「X3」、「X4」、「3シリーズ」を生産しており、「X5」の現地生産は5モデルめとなる。ブラジルでの電動車販売は昨年、全体の25%を占めたとしており、X5のPHEVを現ディ生産するのはこうした現地ニーズに対応する狙いだ。

BMWは2014年から、ブラジルで現地生産している。サンタ・カタリーナ州にあるアラカリ工場では、組み立てラインのほか塗装、品質、ロジスティクスといった各工程を持つ。同工場ではエンジニアリング・オフィスも併設している。同社は昨年12月に、2024年からアラカリ工場の生産台数を10%増やし、年間生産台数を11,000台にすると発表している。(2024年4月14日)